ご無沙汰しています！
平日。満員電車の中、
「すごいなーみんな仕事？みんな同じファッション。おれも就職活動しよっかなー(笑」
などと、大声で話すアーティストさんらしき方がいらっしゃいました。
ツアー中の様子で、旅行鞄を持ってこれから現地へ向かい、旅行プランをつらつらと話していました。
その日は月曜日。新たな一週間の始まりです。
これから向かうであろうその現地のサービスは、きっとその満員電車に揺られる一人一人と同じような境遇の方々によって成り立っている。
そのサービスの始まりは、もしかすると自身の人生をよりよくするためにはじまったかもしれません。しかし、いまも現存するにはそれ相応の理由があり、巡り巡って、いつしか少しでもより良い世界が生まれるように願ったからこそ今も現存する結果となった…そんな想い渦巻く結晶のひとつひとつのはずです。
それら一つ一つを、心の底から感謝して受け取れるのでしょうか。
そして、その背景に想いを馳せることができない人から発せられる言葉に、果たして人間は上っ面でない、魂が揺さぶられるような感動を覚えるのでしょうか。
「やりたいことをして生きる」
その裏には、
「この世界が必要としていることに挑む」
一分一秒を争う戦場に身を置いている人がいて成り立っている。
そのことに想いを馳せて、感謝して生まれる活動が少しでも増えたら良いのにと思う今日この頃でした。
…そんなことを思うのは、かつての自分に通ずるものがあったからかもしれません。活動をしていると、周囲がまるで見えなくなり、次から次へと貪欲になってしまうものです。
ところで、いま、アート（と呼ぶに値するのかは分かりませんが）は溢れすぎて、消費物になってしまったように思います。同じ作品を何度も見るというよりも、次から次へ、新しいものが生まれては飛びつき、また新しいものを求める。タイパこそが重要視される慌ただしい時代です。だから、いまの時代では、自分を満たすことに精いっぱいで、ひとつひとつの出来事に感謝する余裕などないのかもしれません。
さて、そんな自分の2023年は玉砕の年でしたっ！！！
自分の人生を振り返ると、「努力や挑戦って報われるもので、何かしらのカタチになる。だから、もし結果が出ないのであれば、それは努力が足りなかったのだ」そう、自分に言い聞かせては鼓舞して生きてきたように思います。
しかし、今年はすべての挑戦が裏目裏目にでて、その最中で、「あ、これ、本当にムリなやつだ。」と思う瞬間を経験できました。それは、鬼滅の刃の猗窩座VS煉獄さんの如くでした（ぇ
だから、沢山のキラキラした活動をされている方々に出会うたびに、ただただ「すごいなぁ」と下から眺めるだけの日々が続き、そんな方々から「最近はどう？」と聞かれても、結果が出ていないだけに複雑な気持ちだけが吐露される日々でした…。
…でも、ぜんぶ違ったんです。だからこそ人間は生きて、死んで、そしてまた生きてみようとするんですね。何度倒れても、何度絶望しても、何度死の淵を彷徨っても、いつの日か立ち上がって、また朝日が立ち昇る瞬間に出会うのですね。まだ終わっていませんが、そんな2023年でした。
人間って、生まれた時点でまず両親に出会い、そして環境が生まれ、時代に大きく左右されて生きていく。その中で、自身という殻を構築してゆきます。
だから、平等じゃない。だって、みんな違うのだから。本当にできないこともあって当たり前。
でも、SNSが生まれた時から存在するZ世代は過酷です。「隣の芝生は青い」なんて言ってられません。だって、スマホを開けば世界中に青い芝生がゴロゴロしているのですから。それが欲しいと焦るのは当たり前だし、親ガチャなんて言葉が流行るのも頷けます。
しかし、だからこそ、その人にしか見えない視点が生まれ、同じような境遇の人に手を差し伸べたり、その視点だからこそ新しいサービスが生まれる。そのことに気が付いてほしいと願わざるを得ません。
比較競争にとらわれず、自分にしか見えない視点を深め、育み、それをこそ世界に発信していく。
…現代は、今までの価値観によって構築されてきたものがどんどん瓦解しています。
だからこそ、いわゆる世間一般的なロールモデルを追い求めるのではなく、ひとりひとりによる新しい視点によって、今の世界にヒビを入れてゆく。そんな時代に突入したら、きっとだれもが予想もしなかった方向に舵を切り、みんなで新しい未来を歩いて行けるかもしれません。
…さて！！！来年は、心機一転！！！
取り急ぎ、
1月・2月・5月
恐らく、お知らせすることがございます！！！
その時にまた！！！
来年も頑張っていきましょう！！！
- 森ノ音 -は、"人の琴線に触れるヒーリング作品の創作"をコンセプトに活動しています。
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