公演について
森か海か。
深い深い匂いが満ちる底。
かつてひとつだった魂は、ふたつの身体にわかれ、いま、故郷から旅立とうとしている。
其処から先へゆくためには、《ほんとうのさいわい》 というものが何たるかを思い出さなければならない。
総てがあり何一つ無いその場所で、
積み重なった記憶をなぞり《さいわい》を探す男と女。
描き出される原風景は、
死人の追憶か胎児の夢か。
重なった呼吸が別のリズムを刻む脈動に変わるまでの僅かな永久。
―これは、途方もなく有限な、魂の道草のものがたり。
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美術作品、生演奏、詩…
緻密に必然性を以て積み重なる総合芸術空間で、ふたりの男女が息をする。
其処の底に体現されるのは、或るひとつのイーハトーブ(魂の原風景)。
宮沢賢治を土として、何れ生まれいづるものの軌跡を描く。
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公演概要
◇劇場
日暮里ARTCAFE百舌
◇出演
石黒徳子、亀尾建史、飯島奏人/チェロ、杉江颯恵/ピアノ
◇脚本・演出
野宮有姫
◇スタッフ
構成・演出 野宮有姫(シックスペース)
舞台監督 竹下恭平
音響監督 かねこしょういち
美術監督 イシグロノリコ
照明 田中美佑
大道具 鳥海葉菜
振り付け 片山歩美(シックスペース)
制作 石塚鈴菜(ねくすぽすと)
撮影 金址芸
画 羊石
企画 estonto
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